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みなとみらい発、スリムなペン型の全天球カメラ「IQUI (イクイ)」 アプリでSNSとの連携も容易

「ベクノス」本社屋上で 生方さん自身が「イクイ」で撮影

「ベクノス」本社屋上で 生方さん自身が「イクイ」で撮影

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 光学機器などの製造販売をする「ベクノス」(横浜市西区みなとみらい3)は、ペン型の全天球カメラ「IQUI(イクイ)」を10月15日に発売する。

イクイでの写真、撮影風景

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 ベクノスは2019年8月、RICOH(リコー)の子会社として設立。代表取締役の生方秀直さんは、RICOHで2013年に発売を開始した民生用で世界初の全天球カメラ「THETA(シータ)」の発案者で、製品化も手がけてきた。

 IQUIは、側面に3個、天面に1個のレンズからなる独自の四眼光学系で360度の写真と動画を撮影。普段使いで全天球画像を楽しむことができるようにと、重さ約60グラム、全長139ミリと、優れた携帯性を実現した。

 生方さんは「シータのように旅行や食事会などここ一番でも利用してほしいが、イクイは常に持ち運べる、より人に近いデザインにした。日々の何げない空間でもカジュアルに、新しい映像空間としてキャプチャし、気軽に共有してもらいたい」と話す。

 全天球写真の編集・共有ができるスマートフォン用アプリIQUISPIN(イクイスピン)も開発、8月28日から先行リリースした。従来、全天球画像の変換・閲覧・共有には、専用アプリを用いていたが、SNS上で気軽に画像の共有ができるよう、ショートビデオ(MP4形式)に変換する。RICHO製やベクノス製だけでなく、他社の全天球カメラで撮影した画像にも対応し、ハート型などのエフェクトや、360度空間が感じられるモーションのついたビデオが簡単にできあがる。

 生方さんは「IQUISPINは、世の中の全天球写真をより楽しくするアプリ。イクイと組み合わせると最高に楽しいが、ほかのカメラからもインポートして楽しんでもらえたら」と期待を込める。

 商品名IQUIの由来は、「I」は製品のカタチを、「Q」は360の円(球)を意味する。THETAの開発時に定めて、現在業界標準となっている全天球画像フォーマット「エクイレクタングラー(equirectangular)」の「エクイ」にも、ちなんでいる。

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