作業服専門店店「ワークマン」が作業服を扱わない新業態店「#ワークマン女子」の1号店を10月16日、JR桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」5階に開業した。「ワークマン」系列の、みなとみらい地区の出店は初。
「#ワークマン女子」では、作業服は扱わず、機能性が高く安価な一般向けウェアを販売する。取り扱う製品はメンズ4割、レディース4割、ユニセックス(男女兼用)2割と、既存のモール店に比べ女性専用売り場を約2.5倍に拡大、男性だけでなく女性も利用しやすい店を目指す。
店内にはフォトスポットを複数設置。店頭にはバラがあしらわれたブランコがあり、座って撮影が可能。シューズ売り場の床にはキャンプ場などイラストが描かれ、試着しながら撮影を楽しむことができる。柱まわりにはSNS投稿時に顔を隠すためのマグネットも設置されている。
ワークマンファンの意見を取り入れる「アンバサダープロジェクト」など、商品開発にも力をいれる。店名に「#」を付けた理由は、「リアル店舗でありながらSNSと『conected』されているため」で、店内のQRコードから、アンバサダーによる製品紹介の投稿を見ることもできる。価格帯は300~3000円と、従来の「ワークマン」同様に低コストを実現する。
9月末時点のワークマン既存店は、作業服や作業用品を扱う「ワークマン」663店、一般向け商品と作業用品の両方を扱う「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」222店の計885店で、全国に展開。加盟店舗の競争を避けるため、人口10万人に1店舗に絞って出店し、1100店舗を目指してきた。今後は、一般客向けに市場拡大し、新業態「#ワークマン女子」は人口5万人に1店舗を目安に、10年間で400店舗の新規出店を目指す。
売り場面積は452平米で、これまでのショッピングモール店の約1.5~2倍。試着室は4室営業時間は11時~20時。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から11月1日まで、整理券を配布して入店に人数制限を設ける。