相鉄ジョイナス地下1階の「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」(横浜市西区南幸1)は、パラリンアートアーティストとして活躍する障がい者アーティストの作品を展示し、投票によりグランプリ作品を決定するイベント「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA ART AWARD2020」を9月10日~10月11日に開催、来場者の投票によりグランプリは「koto」さんの作品「横浜アラモード」に決定した。
「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」店頭に大きな作品が並んだ
「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」は、2018年3月に開業。オープン当初からパラリンアートによる空間アートを館内に常設展示し、障がい者アーティストの支援を行ってきた。今回のイベントもその一環であり、同時期に開催した横浜トリエンナーレ応援プログラムの登録施設として、横浜のアート文化を広げることを目的とした。
一般社団法人障がい者自立推進機構が活動する「パラリンアート」とアーティスト支援アプリ「ArtSticker」を運営する「The Chain Museum」が協力、気に入った作品には、金額に応じたスティッカー(120円~)で投票することができ、スティッカーを通して送られたお金は、各アーティストの創作活動費用として活用される仕組み。
横浜駅直結で「食から広がる発信型ライフスタイルストア」である同施設の企画として、「食」、「横浜」が詰まった3作を展示、KOTOさんが色とりどりの食を描いた作品「横浜アラモード」がグランプリとなった。
グランプリのKOTOさんには、スティッカーにて集まった合計額に加え、「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」から同額をスティッカーで進呈された。同施設の担当者は「オープン当初から館内で常設展示していたが、イベントとしては初めての開催。アートとのコラボレーションは継続したい。来場者にアートを楽しんでもらえる施設にしたい」と今後の展望を話した。
ほかには、カミジョウミカさんによる中華街などを想起させる作品「ヨコハマってあちこちがすてきだね」と、浅野春香さんによるチャイナドレスをまとった女性が描かれた「チューカ」が店頭に飾られていた。
「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」にはカフェやダイニングなどのイートインやフードマーケットなどが出店、営業時間=7時30分~23時(店舗により異なる)。