関東学院大学(横浜市金沢区)は10月30日、2023年4月にJR関内駅前に開設を予定していた「横浜・関内キャンパス」の開校を1年延期することを発表した。
市民にブックカフェ、スポーツ施設、ギャラリー、コワーキングスペース、デジタル図書室などを開放
同大学は、2018年3月に教育文化センター跡地活用事業者として横浜市から選定を受けて、新キャンパスの開設に向けて同年7月に既存建物の解体に着手。2019年10月に起工式を行い、11月に新築工事の杭打設工事を開始。2022年2月28日に完成を予定していた。
開校の延期は、開始直後から多数の地中障害物が確認されたことや、今年に入り新型コロナウィルス感染症の拡大に伴う作業員就業状況の変化により工期の遅れが生じたことが理由。
開校は2023年4月となる。建物は2022年内に完成する予定で、低層部の市民開放エリアは順次オープンする予定。
新キャンパスには、法学部 法学科、地域創生学科、経営学部 経営学科、人間共生学部 コミュニケーション学科の3学部4学科が移転する予定。学生数は約3,300人。
建物は、地上17階、地下2階建て。高さは74.9メートル。敷地面積約2,648平方メートル、延床面積は約27,056平方メートル。地下1階から地上5階に、デジタル図書館、マッチングオフィス・コワーキングスペース、ホール・ギャラリー、ブックカフェ・スポーツ施設などを設け、一般市民に開放する。
関東学院大学は、1884年に横浜・山手に米国人宣教師が創立した横浜バプテスト神学校が源流で、1949年の学制改革により関東学院大学となった。