日産自動車（カルロス ゴーン社長）は、横浜市立大学（宝田良一理事長）と7月に締結した共同研究契約に基づき、11月1日から2006年1月31日までの期間、「セレナ」をベースにした救急車を使ったドクターカーを試行的に導入することを発表した。共同研究のテーマは「新型ドクターカー導入による救急医療体制の高度化研究」で、医師現場派遣の有効性を検証し、来年4月以降の新たな救急体制の構築をより一層確実なものとしていく狙い。横浜市内で横浜市大附属市民総合医療センター高度救命救急センター、横浜市消防局と共同で実施する。119番緊急通報時に医師等が緊急度・重症度を判断して、緊急度の高い、重大交通事故などで、医師などが乗務したドクターカーを出動させ、現場で初期治療にあたれる仕組みを構築する。
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