世界各地のコミュニティをつなげて社会課題の解決を目指す4日間連続イベント「Social Good Week(ソーシャルグッドウィーク)」が11月24日から始まった。主催はCo-Studio(東京都渋谷区円山町)。
「ソーシャルグッド」は社会に良いインパクトを与える活動や取り組みの総称。同イベントは無観客で開催し、ユーチューブでライブ動画を配信する。横浜や東京等国内の他、シンガポールやシリコンバレー等の海外とも中継をつなぐ。オープニングイベントでは、イベントの概要紹介とゲストによるトークセッションが行われた。
トークセッションは、「興味がある社会課題」「それぞれが感じるソーシャルグッドとは」「この後のイベントプログラムで気になるもの」の3つのテーマに沿ったトーク。参加者は、主催のCo-Studio代表取締役CEO・澤田真賢さん、アナウンサーの渡辺真理さん、慶應義塾大学特任准教授の若新雄純さん他。司会進行はシンガポールを拠点に司会兼通訳として活動するMisa Miyagawaさんが務めた。
トークセッションで澤田さんは「これからは副業・兼業が当たり前になる時代。関係人口をつなげてみたらどうなるかという実験としてソーシャルグッドの取り組みを始めた。このイベントを起点として、新しい人のつながりやコミュニティをつなげて社会課題を解決する手法が広がっていけば嬉しい。ソーシャルグッドには明確な定義がないので、この4日間でそれぞれのソーシャルグッドを考えるきっかけになれば」と話した。
25日にはシンガポールと日本の両国におけるフィンテックの活用やソーシャルグッドを通じてイノベーションのあり方を探る「Fintech x Social Good」、26日は横浜の地域課題解決プラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」による10人の登壇者のショートプレゼン企画、27日には現役高校生が現在の教育制度に疑問を呈する「高校生ピッチ」やみなとみらい地区の企業の若手社員有志によるオープンイノベーションを目指して結成した横濱OneMMによるセッションなどが行われる。
高校生ピッチはオープニングトークでも複数の参加者から気になるプログラムとして名前が挙がった。自由な発想によるアイデアに期待が集まっている。
イベント期間は27日まで。計18のプログラムを配信する。