横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団)は、アーティストが横浜に長期滞在し、同美術館を中心に市内各所で作品を制作、ワークショップを展開する「アーティスト・イン・ミュージアム 横浜」を11月3日から開始する。プロジェクトに参加するのは横浜トリエンナーレ2005参加アーティストで、自らが様々な場所で回転する「回転回」シリーズに取り組む写真家の屋代敏博氏と、葦や竹、石や雪などの天然の素材を扱い作品を制作するロイ・スターブ氏。両氏は同美術館のオルタナティブスペース(入場無料)に実験スタジオをつくり、作家が来館者とともに制作やトークを行う。滞在期間は12月14日まで。11月3日には記念パフォーマンスと公開レクチャー、また期間中には制作現場見学ツアーや公開制作などを行う予定。なお、11月3日は横浜美術館の開館記念日で入館無料、15時から「李禹煥(リ・ウファン)展をデザインする。」をテーマに、グラフィック・デザイナーの中川憲造氏が展覧会と市民とをつなぐポスターやカタログのデザインについてレクチャーを行うなど、様々な催しが行われる。
横浜美術館