横浜ベイブルーイング(横浜市中区福富町東通2)は「日ノ出町フードホール」(日ノ出町1)に12月10日、に飲食店舗併設のクラフトジン蒸溜(じょうりゅう)所「横浜ジン蒸溜所」をオープンした。蒸溜所製のジンや、ジンソーダ、チェコ製のビールサーバーで樽(たる)生のクラフトビールなどを提供する。
現地蒸溜のクラフトジンで造り、ビールサーバーから直接注ぐ 「樽生ジンソーダ」
日ノ出町フードホールは、京浜急行電鉄が3月に開業した「コミュニティー型フードホール」をコンセプトにした複合飲食施設。「地域の大食堂」をテーマに、4店舗がホール内で食事や酒類を提供、同店は5店目となる。
ジンはスピリッツにジュニパーベリーやボタニカルの成分を加え蒸溜したもの。同社代表の鈴木真也さんは「日ノ出町フードホール内に酒工場を」との依頼を受けた際に「ビール工場は戸塚に有しているから新しいことをやってみたい。蒸溜酒は楽しそうだ」と感じて、ジン蒸溜所の出店を決めた。
「世界一のピルスナーを造ること」、「横浜を世界に通じるクラフトビアシティにすること」を目指し、横浜大さん橋ホールでの「JAPAN BREWERS CUP」を主催するなどの取り組みを続けてきた同社。鈴木さんは「ジントニックやジンソーダなど炭酸で割って気軽に楽しんでもらえるようなジンを造りたい。蒸溜という、日常生活では触れない世界をお客さんの手の届くところで見せることで、より身近に感じる場にしていきたい」と話す。
営業時間は17時~23時30分(土日祝は13時~)。火曜定休。