横浜ユーラシア文化館(横浜市中区日本大通)は常設展示室で、2021年丑年の新春干支企画としてクイズラリー「牛からの挑戦状!」を実施している。牛にまつわる展示品付近に問題が隠されている。
紀元前第1千年紀にイラン西北部で作られたと考えられる「青銅製こぶ牛」をモチーフにした同館のミュージアムキャラクター「こぶちゃん」に関する設問や、くさび形文字が書かれた粘土版文書に何頭の牛が登場するかを問うものなどが計8問ある。
学芸員の高橋健さんは「くさび形文字が読める人なら簡単です」と笑い、「分からなくてもヒントが書いてあります」と話す。「常設展示物の中から牛にゆかりがあるものを探し問題を作成したが、今回初展示となった作品もある」という。
解答の正否に関わらず参加するとオリジナル絵はがきが進呈される。
開館時間は9時30分から17時まで。クイズラリーは2月14日まで。月曜休館。
同館は、晩年を横浜市で過ごした考古学者の江上波夫さん(1906年~2002年)が横浜市に寄贈した考古学・歴史学・民族学・美術関係の資料をもとに、2003(平成15)年3月に開館した博物館。横浜市の発展のあゆみを展示する横浜都市発展記念館と同一の建物内にある。