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神奈川区に令和生まれの商店街「大神商店会」 「まちのマップ」でつながり可視化

2020年8月27日に誕生した商店街「大神商店会」

2020年8月27日に誕生した商店街「大神商店会」

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 JR大口駅東側に昨年誕生した商店街「大神商店会」が「まちのマップ」を作成しており、年度内の完成を目指している。

「大神商店街」JR大口駅付近で既存商店街のないエリアを網羅

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 大神商店会は神之木地区センター(横浜市神奈川区神之木町7)を中心に、大口・神之木・入江・子安・松見・西寺尾の6エリアで昨年8月27日に結成。大口の「大」と神之木の「神」から命名。未来を担う子どもたちに親しみや愛着を持ってほしいと通称を「オオカミタウン」とした。

 発起人で会長の小野寺知恵さんは神奈川区で生まれ育った。起業家支援の仕事のほか、神之木のバーで「おやつマルシェ」のイベントを企画するなど、地域活性化に取り組んできた。

 大口駅は西側に3つの商店街(おおぐち通商店街・大口あけぼの通商店会・大口1番街)があるが東側には一つもなかった。商店街の外側でまちづくりに関わる中で、小野寺さんに「商店街を作りたい」という思いが生まれていた。

 コロナ禍に直面し「今やらないと後悔する」と考え、「商店街を作ろう」と動き出した。神奈川県による「商店街のにぎわいづくりにつながる専門家派遣制度」を利用し、派遣コーディネーターの樋代佳一さんや神奈川県職員の鈴木博明さんなど専門家の助言を得て、わずか2カ月で発足。

 「アーケード街ほど距離は近くないけれど、地域でつながっていくことができる。コロナの中で疲弊している中、起爆剤となりたい」と始動。2020年10月には「オオカミフェスタ」を実施。過密を避けながら、フリーマーケットや神奈川区のキャラクター「かめ太郎」を探すスタンプラリー、マッサージサービスなどを行った。

 その後、地域をつなぐ「まちのマップ」の作成に挑戦中で、1月4日には横浜市の「商店街ソフト支援事業補助金」の交付が決定した。商店会の店舗などを地図上で可視化するほか、エリア内の立ち寄りスポットの紹介、紙の地図からデジタル情報を見ることができる仕組みも取り入れる予定。

 カフェ「NAGOMI・CAFE」(大口通)、飲食店「和風ダイニング信」(入江1)、小野寺さんが営むケアサロン「オアシスデラーナ」(入江2)など12店舗で始まった大神商店会は徐々に賛同者が増え、現在では「横浜信用金庫」「東横イン」など、店舗以外の会社も合わせ約20社が加盟する。

 地図作成に向けて新たな会員も募集している。企業・施設・学校のほか、個人や団体も会員になることができる。小野寺さんは「住む人、働く人、親戚がいる人、好きな店がある常連など、地域に良く来る人ならぜひ参加してほしい。若者の参加も歓迎。世代を超えてつながりたい」と話す。

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