横浜市は1月15日、マイナンバーカードによる転出届のオンライン手続を1月28日より開始すると発表した。横浜市内から他市区町村へ引越しをする際、区役所に行くことなく、スマートフォンとマイナンバーカードで転出届の手続きが行えるようになる。
手続きは、平日夜間・土日を問わず24時間行うことができる。区役所窓口への来庁が不要になり、引越シーズンの窓口混雑を避けることができる。
横浜市では現在、マイナンバーカード・住基カードを所持している人が横浜市外へ転出する場合、郵送による転出届の届け出に対応しているが、これにより郵送の手間がかからず封筒や切手が不要となる。
また、氏名などの情報入力の手間が軽減され、記入間違いが無くなる。
マイナンバーカード所持者と同一世帯内で一緒に転出する場合は、最大10人までまとめて届け出ができる。
手続にはスマートフォン用の専用アプリケーションが必要。1月18日に公開を予定している、市のオンライン手続概要ページでダウンロードできる。PCやタブレット端末からも入力は可能だが、本人確認をスマートフォンで行う必要がある。
また、横浜市では2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証として使えるようになる予定。従来の健康保険証とは別に、一部の医療機関や薬局の窓口では、事前にマイナポータルで「初回登録」を行うとマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになる。