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JR東海道本線、東日本管轄107年ぶりの新駅 2032年に「村岡新駅」

新駅完成イメージ図(南側)

新駅完成イメージ図(南側)

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 神奈川県県土整備局(横浜市中区日本大通)は、神奈川県と藤沢市と鎌倉市が、JR東日本と、JR東海道本線の新駅を設置することに合意し、覚書を締結したことを2月8日に発表した。

新駅「村岡新駅」の位置図

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 新駅の名称は「村岡新駅」(仮称)。予定地はJR東海道本線の藤沢駅~大船駅間で、1969(昭和44)年に開業し1985(昭和60)年に廃止された国鉄湘南貨物駅の跡地(藤沢市)。大船駅~藤沢駅間の現在の営業キロは4.6キロだが、新駅は大船駅から約2.6キロの地点で、横浜駅からは20.3キロ先となる。

 費用負担は、神奈川県30.0%、藤沢市27.5%、鎌倉市27.5%、JR東日本15.0%。

 日本の鉄道が1872年10月14日(明治5年9月12日)に、新橋駅~横浜駅(現在の桜木町駅)間で開業したことから、横浜は鉄道発祥の地のひとつとされる。東海道本線は、日本の鉄道路線(幹線)としては最古で、1889(明治22)年7月1日に、新橋駅~神戸駅間が全通し、全線が開通した。

 横浜駅は1915(大正4)年8月15日に「2代目」として現在の地下鉄高島町駅付近に移転、1928(昭和3)年10月15日に「3代目」として再移転した。2代目駅舎では東海道本線は「逆くの字型」にカーブして横浜駅を通っていたが、現在の東海道本線はほぼ直線ルートで横浜駅を通っている。

 線路名称上の「東海道本線」は同線の電車線である運行系統名「京浜東北線」や「山手線」の一部区間を含む。「村岡新駅」の開業が予定通り実現すれば、現在のJR東日本管轄の東海道本線上に新駅が開業するのは、東海道本線ではない運行系統名の列車のみが停車する駅と貨物駅を除くと、1925(大正14)年の熱海駅(静岡県)開業以来、107年ぶりとなる。

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