横浜市営地下鉄「踊場」駅(横浜市泉区)は「猫の日」の2月22日、切符の台紙を「踊る猫」デザインにリニューアルする。
「踊場」の由来は「古猫が集い毎夜踊った」という言い伝えで、同駅付近の「踊場の碑」には「踊場の地名は、伝説として古猫が集り、毎夜踊ったので生じたと言はる」と記されている。
踊場駅は、憩いの広場をイメージし、柱のない大きなドーム空間のある駅で、関東の駅100選にも選定されている。同駅の出入り口には猫の装飾があるほか、壁に大きな猫の目がデザインされ、天窓には3匹の踊る猫があしらわれるなど、たくさんの猫のモチーフが乗客を出迎えている。
猫の日にちなんだ「踊る猫」デザインの切符の作成は、駅員や横浜市交通局の職員が相談して実現。券面には駅内の猫と同じデザインのモチーフが並ぶ。
交通局の担当者は「『踊る猫』デザインのきっぷを手に、沿線の移動を楽しんでもらえたら」とコメントする。
「猫の日」は猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」ともじって決められた日で、猫の日制定委員会が1987(昭和62)年に制定。「踊る猫」デザイン台紙の切符の販売は22日の始発から。
横浜市営交通は本年4月1日に100周年を迎えるにあたり、地下鉄関内駅(中区尾上町3)の構内にカウントダウンボードを設置している。2月22日は100周年の38日前。