横浜市内の中学校・高等学校は3月上旬に卒業式を迎えるが、神奈川県教育委員会(横浜市中区日本大通)は「感染症対策に万全を期して実施」として留意事項を通達している。
県教育委員会は卒業式において、換気、マスク着用、アルコール消毒等の徹底、座席の間隔をとることなどを呼び掛けている。式への参列者については、卒業生、教職員及び式の進行に必要な在校生の代表と、生徒1人につき保護者1人までの参列を可とする一方、来賓は招待しないこととした。
感染症対策として十分な間隔を取れない場合は、式を複数回に分割して実施することや、保護者は別室での参列とすること、参列できない保護者向けにオンラインで配信するなどの対応を検討することも提言した。また、国歌斉唱、校歌斉唱等については、式次第に位置付けるが、飛沫の飛散防止の観点から歌唱は控えることとしている。
通達では、今春の入学式についても併せて言及し「卒業式・入学式は、学校行事の中でも新しい生活への節目となる最も大切な行事であることから、感染症対策に万全を期して実施することとする」と実施の方向を知らせている。
卒業式の日程は学校ごとに異なるが、早いところでは3月1日に卒業式を迎える私立の高校もある。
JR保土ヶ谷駅では、同駅利用で卒業式日程が最も早い「横浜清風高等学校」(横浜市保土ヶ谷区)の卒業式を迎える前日の2月28日に掲出。コロナ禍で高校生活の最後の一年を過ごした卒業生の未来に向けてエールを送っている。2週間程度掲出予定。