世界中の人びとが同じ日・同じ時刻に消灯することで地球温暖化防止と環境保全の意志を示す、世界最大の環境アクション「EARTH HOUR(アースアワー)」が3月27日に行われる。
2014年からこの取り組みに参加している横浜では今年初めて、横浜市内の取り組みに特化する「EARTH HOUR 2021 in YOKOHAMA実行委員会」を設立。当日に先がけて3月8日から、連続プレセミナーを開催する。
アースアワーは2007年、世界自然保護基金(WWF)オーストラリアの地球温暖化防止キャンペーンとして始まり、世界中に広がった。2020年は190の国と地域が参加し、横浜・みなとみらい21地区の施設、東京スカイツリーや東京タワー、エッフェル塔(フランス)、ロンドンアイ(英国)、アクロポリス(ギリシャ)などが消灯した。
横浜でのアースアワーはWWFジャパンと横浜市が連携して実施。実行委員会では、学生や若手ビジネスパーソンなど若者世代の発想を企画・運営に取り入れる。
委員長には、横浜国立大学教授で横浜市地球温暖化対策推進協議会会長の松本真哉会さんが就任。副委員長は「RCE横浜若者連盟」の川内美月さん。川内さんは横浜市立大学4年でありながら、飛び級をして大学院修士前期課程で国際マネジメントを学んでいる。
アースアワーの目的や取り組み、地球温暖化や環境保全の現状を伝える連続プレセミナーの第1回と第2回は、3月8日にオンラインで開催。第1回「まちと地球のための環境アクションを」は14時から、松本実行委員長やWWFジャパン、横浜市、事務局メンバーの学生らのメッセージ発信や意見交換などを行う。第2回「世界の環境アクション わたしたちのアクション」は19時から、世界の環境アクションに詳しいイクレイ日本・事務局長の内田東吾さんが講演後、学生や若手社会人と話し合う。以後のセミナーは調整中。
3月27日のアースアワーは、20時30分~21時30分。あわせて、オンライン配信イベントを11時から消灯開始時刻の20時30分すぎまで実施する。
消灯アクションなどに賛同する参加する企業・団体、個人の登録(参加表明)を特設ページから受け付けている。