シルクセンター(横浜市中区山下町1)で、 「横浜スカーフ」の魅力を伝える「かながわシルクフェア」が3月8日から開催されている。
9代目横浜スカーフ親善大使と撮影会 14日にシルクセンターで
横浜には、1859年の開港から昭和初期まで、生糸は日本からの輸出品のトップで、そのほとんどが横浜港から輸出されていた歴史があり、現在でも「横浜スカーフ」は世界最高水準の技術で織りなすシルク100%のスカーフとして生産されている。
「手捺染(てなっせん)」と呼ばれる、型の上に流した染料をスケージを使い手作業によって染めていく100年以上続く伝統的な手法では、薄いシルク生地に繊細な発色をプリントする。
会場では事前申し込み制で「スカーフ結び方教室」「パーソナルカラー診断」を実施。週末には「手捺染」が体験できる「ハンドプリント体験」や、オリジナルスカーフを作る「染色体験」に参加することもでき、体験費はいずれも500円(材料費)。
そのほかスカーフ、ストール、ネクタイなどシルク製品や衣料品を販売、専門スタッフによるコーディネートやアレンジの相談も受け付ける。
「日本スカーフ協会」は3月4日を「スカーフの日」として「日本記念日協会」に、2018年に登録。日付は古くからヨーロッパではカトリックのミサの際に女性が三角形や四角形のベールを頭から被るのが礼儀とされ、ベールを忘れないように首に巻いたのがスカーフの始まりと言われていることから三角形と四角形の3と4で3月4日とした。
フェア実行委はスカーフの日付近のフェア開催期間を「シルクウィーク」として来場を呼び掛けている。
開催時間=11時~17時。15日まで。