横浜市は市内の中学校で、2021(令和3)年度から学校給食法上の給食に位置付けた選択制の中学校給食(デリバリー型)を実施する。
横浜市の栄養士が献立を作成し、国産や地場産、旬の食材を取り入れた献立などを提供していく。
市は、これまで中学校の生徒の昼食として「ハマ弁」を5年間提供してきた。ハマ弁は、中学校給食に変わるが、提供方法や注文方法は変わらない。献立については、学校給食摂取基準に基づいたメニューを提供し、生徒を支える栄養バランスとなるよう充実させる。民間調理施設で調理した給食をランチボックスに入れて学校まで運び提供する。
給食が始まる4月は、春を感じよう「めばるの照り焼き」や、地産地消メニューとして神奈川県産豚肉を使用した「しゅうまい」の提供、牛鍋やペンネミートソースなど牛肉を使ったメニューを月2回実施するほか、ミックスフルーツなどのデザートの充実、ごはんの増量などを行う。
初日となる4月8日は、お祝いご飯として赤米、ミックスフライ(えび、はんぺんチーズ)、ブロッコリー、鶏肉と根菜の煮物、ごま和え、きなこわらびもち、かきたま汁を提供する。
横浜市立学校給食実施校の給食やハマ弁へレシピ提供をしてきた横浜DeNAベイスターズの「青星寮カレー」も中学校給食で提供する。子どもたちが食の重要性と栄養バランスの大切さを学び、スポーツ選手の身体づくりなどスポーツの楽しさを知る機会として「食育」の取り組みを推進していく。
給食費は1食330円。ごはん、おかず、汁物、牛乳がセットでご飯は小・中・大から選べる。給食は、利用者登録の後にスマートフォンのアプリ、WEBサイト、FAXで注文できる。給食費は前払いで、クレジットカードや電子決済、コンビニエンスストアで支払える。学校に届いた給食は、校内の指定の場所で受け取る。