中国広東料理「水綾閣( すいりんかく)」(横浜市中区南仲通4)が馬車道地区に4月3日オープンした。リーズナブルなランチから、本格的なコース料理までを取りそろえる。
「三重県伊勢志摩産活天然伊勢海老」など、こだわりの食材を使用
総料理長は、過去にウェスティンホテル東京(東京都目黒区)の中華「龍天門」で、3年連続でミシュラン1つ星を獲得した経験を持つ横尾博志さんが務める。
横尾さんは横浜生まれ。1991年から高輪プリンスホテル(東京都港区)でキャリアを重ねたのち、ウェスティンホテル東京「龍天門」の焼物料理長に。その後日本と中国を行き来し、香港シェラトンホテル「天宝閣」でも腕を振るうなど、30年の中国料理のキャリアを持つ。
コース料理はランチ3,300円~、ディナーは8,800円~。11時30分~15時には「アフタヌーン飲茶メニュー」として料理長兼点心長を担当する網野北斗さんが一つ一つ手作りにこだわる点心を提供するほか、いずれの時間帯もアラカルトの注文が可能。
横尾総料理長が特に薦めるのは「窯焼き北京ダック」。釜師がシェフのためだけに特別に作り上げた専用窯を使い、素材の味を最大限に引き出す技で調理する。
店舗運営はアールエヌフーズ(中区住吉町5)。コロナ禍で街の活力低下を危惧する中、シェフが料理に向き合う姿勢や考え方に共感し、馬車道地区の活性化を願って店をオープンした代表の西坂理恵さんは「中国料理の伝統を守りつつ、2人のシェフの感性とセンス、知識と研鑽が織りなす正統派香港広東料理を楽しんで」とコメントする。
座席数は84席、総床面積は約400平方メートル。営業時間は平日=11時30分~15時と16時~22時(当面は要請により21時まで)、土祝=11時30分~20時、日曜休み。オープン記念で4月10日まで、コース料理を予約するとオリジナルスイーツが進呈される。