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横浜市が「本牧市民プール」再整備の内容を発表 バーベキューやキャンプ場も

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 横浜市は4月21日、「本牧市民プール」(横浜市中区本牧元町46)の再整備事業の落札者を馬淵建設グループに決定したと発表した。

「本牧市民プール」は夏期以外の集客を行う付帯事業も展開

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 提案は、遊泳施設として、常設の流水プール・ウォータースライダー、仮設のアトラクションプール・幼児用プールなどを整備する内容。仮設のプールエリアは、冬場はプールを撤去するなどして、活用することも想定している。敷地面積は提供公園面積を含み21,324平方メートルで、施設の延床面積は1,699平方メートル。165台を収容する駐車場を備える。

 付帯事業として、バーベキューやキャンプができるキャンプ場を整備する。

 再整備は、 民間の資金や経営能力などを活用して公共事業を行う「PFI事業」として実施。昨年7月に入札公告を行い、11月に同グループから入札と提案書の提出があった。落札額は約26億円。

 今後、4月下旬に横浜市と基本協定を締結し、9月中旬に本契約を締結。以降、本牧市民プールの設計、建設、開設準備を行い、2023年7月上旬に供用を開始する予定。

 事業は、民間事業者が施設の設計・建設・工事監理を行った後、その所有権を横浜市に移管した上で、民間事業者が施設の維持管理・保全を行う「BTO方式」で実施する。事業期間は、事業契約の締結日から2033年3月31日まで。

 外部有識者で構成する審査委員会は、同グループの提案を「PFI事業の適正かつ確実な実施を志向している点や地域の経済活性化に資する提案、屋外プールの営業との連携や夏期以外での集客を志向する付帯事業について積極的な提案がなされている」と評価した。

 市民局スポーツ振興課の飯村智課長は「夏場だけでなく一年を通じて、多くの市民の皆様に楽しんでいただける施設が生まれることを期待している」と話している。

 本牧市民プールは、1969年に、本牧市民公園とともにオープン。2016年度から、施設の老朽化による漏水などで、営業を休止している。

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