泉陽興業(大阪府大阪市)が運営する都市型循環式ロープウエー「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」(横浜市中区新港2)が4月22日に開業、始発運行に先立ちオープニングセレモニーが行われた。
式典は9時30分から、新港地区の「YOKOHAMA AIR CABIN」運河パーク発着所内で開催。泉陽興業の代表取締役社長の山田勇作さんが「世界初の都市型ロープウエー。環境に配慮し、安全なレジャーとして楽しんで」とあいさつ、林文子市長は「まるで異空間に飛び込んだ気持ちになった。エアキャビンは発展し続けるみなとみらいに彩りをそえる存在」と期待を口にした。
10時頃に、市長、社長と来賓6人によるテープカット、続いて出発式が行われた。
運河パーク発着所には、9時30分時点で約40人が列を作っていた。最前列は前日の朝の6時から並んだという大学生2人組。「交通系の一番乗りはめったにできない体験。大学時代の思い出作りに」と話す。
桜木町駅前発着所には、9時50分時点で約70人。先頭は江戸川区から始発列車を乗り継いできたという女性。「ロープウエーの一番乗り動画をとってユーチューブデビューしたい」と笑う。
始発の運行は11時15分ごろを予定している。
キャビンはバリアフリー対応で、空気の自然循環による換気システムと、冷房システムなどを備える。夜間は照明デザイナー石井幹子さん監修のLEDによる演出照明がなされる。感染症蔓延防止のため、当面の間営業時間は10時~20時。運賃は大人1,000円、子ども500円。