
横浜市は4月30日、ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟)が、横浜・関内地区に新拠点を設置すると発表した。
DeNAは横浜市旧市庁舎に「ライブビューイングアリーナ」を運営
設置予定先は、関内新井ビルディング 5・6階(中区尾上町1)で、スマートシティ統括部、スポーツ事業本部などを渋谷から移転する。移転時期は8月を予定している。同ビルには、横浜DeNAベイスターズが本社を置いている。
同社は、2021年4月に刷新した「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」のミッションのもと、エンターテインメントと社会課題領域の両軸を中心に事業を展開している。
移転にあたり、市独自の企業立地支援制度や、I・TOP横浜における自動運転実証実験の実施など、オープンイノベーション実現に向けた取組について評価したという。
現在、同社は、横浜市の企業立地促進条例に基づく助成制度を申請している。
横浜市経済局企業誘致・立地課の瀬谷直幹担当課長は、「今回の移転は市内経済の活性化につながるうえ、同社が今後旧横浜市庁舎街区開発で計画しているライブビューイングアリーナ運営など、関内をはじめとした街の賑わい創出にも大きな力となるものと考えます。スマートシティ分野もあわせ、連携を深めていきたい」と話している。