横濱馬油商店の名で知られるディアラ(横浜市中区元町4)が4月15日、フェリス女学院大学(泉区緑園)と共同開発した商品「リップクリームとマルチバームのセット」の販売を始めた。
同セットは馬油を使った商品で、大学創立150周年を記念して学生が考案。学生チームと横濱馬油商店の開発チームが共同で開発した。
「天然成分で誰でも安心して使えるもの」「150周年の歴史と誇りがこもった商品に」という思いを軸に、リモート会議で開発を進めてきた。同大のバラ園で育てられ、「戦争のない、平和な世界に」というアンネの願いがこめられている「アンネのバラ」の香りを付けたり、パッケージを学内のステンドグラスをモチーフにデザインしたりするなど、学生の提案を随所に取り入れた。
開発に関わった学生のひとりは「学院150周年の記念に、フェリスで過ごした青春時代を思い出すきっかけにと思いを込めた。フェリス生だけでなく、たくさんの方に商品を手に取っていただき、華やかなパッケージを見て少しでも明るい気持ちになってもらえたら」とコメント。
横濱馬油商店の担当、青山友香さんは「横浜の企業として横浜の学生と一緒にものづくりができたことがうれしい。温かい気持ちが商品パッケージに盛り込まれるように、リボンのデザインを施した。贈る人の気持ち、受け取る人の気持ちを大切にしたい」と話す。
価格は2,200円。横浜高島屋7階のヨコハマグッズショップ「横濱グッズ001」や、横濱馬油商店(元町本店、赤れんが店)、横濱馬油商店のホームページで取り扱う。