東急ホテルズ(東京都渋谷区)が運営する「横浜ベイホテル東急」(横浜市西区みなとみらい2)が、鉄道ファンやファミリー客に向けて、トレインシミュレーター体験付き宿泊プラン「みんなで運転士」を販売している。
2004年に廃止された東急東横線 横浜駅~桜木町駅区間の写真パネルも設置
同ホテルは4月から、東急電鉄の協力により実現客室内に電車シミュレーター装置がある東急電鉄コンセプトルームを設置。シミュレーターには、実際に使用されていた東急電鉄8090系の、電車の加速とブレーキを操作する「マスコンハンドル」を使用している。
宿泊客は、滞在中に東横線、大井町線、田園都市線の各路線の区間を選び、実際の風景が映し出されるモニターを見ながら、運転シミュレーター体験を何度でも楽しむことができる。
客室内には、みなとみらい線開通前の2004年に廃止された東急東横線桜木町駅~横浜駅区間の写真パネルや、当時走っていた9000系の電車の写真、東急 旧5000系(通称:青ガエル)の模型、記念乗車券、東急電鉄のエンブレムなどが設置されている。
特典として、部屋でのトレインシミュレーター体験のほか、旧5000系をモチーフにした前菜から始まるルームサービスによる特別ディナーコース、朝食ブッフェ、5歳~小学生を対象とした「東急東横線横浜駅の駅長体験」がつく(土曜日の宿泊限定)。
客室タイプはバルコニー付きの「エグゼクティブツイン パークビュー」で、部屋の広さは39.7平方メートル。料金は1室38,500円~(大人2人利用時、2食付)。1日1室限定で販売する。販売期間は8月31日まで。