横浜市役所(横浜市中区本町6)のアトリウムで「ローズフェア with 趣味の園芸」が5月12日から始まった。横浜市内で「市の花・バラ」を主役にした「横浜ローズウィーク」の一環。
会場は4つのステージから構成。「魅惑のバラ~切花図鑑~」では全国のバラ生産者による切り花を紹介。「最新のガーデンローズ」は世界中で開発される新しい品種の中から、2020(令和2)年の秋から今年の春にかけて発表された20品種を展示する。
「バラのアトリエ」ではフラワーデザイナーのローラン・ボーニッシュさんが「La petite boutique de roses」(バラの小さなブティック)をテーマに、故郷フランスのエスプリを感じるバラの世界を披露。「ウェルカムローズガーデン」ではガーデンコンテスト受賞者5人がコラボレーション。バラをはじめ「大好きな季節の草花に囲まれて、気分に合わせて居場所を選び、思うように過ごすこと」をコンセプトに、それぞれのテイストの庭を表現している。
初めての取り組みとして、NHK(日本放送協会)の趣味番組「趣味の園芸」とコラボレーションも実施。12日には「趣味の園芸」の番組公開収録をしたほか、13~16日に「趣味の園芸」の講師やさまざまな専門家のトークショーやデモンストレーションを開催する。
12日のオープニングで林文子横浜市長は「アトリウムいっぱいに広がるバラや、市内の各所に広がる園芸。2017年の緑化フェアからさらに進化した環境を楽しんで」と話し、NHKエデュケーショナル社長の熊埜御堂朋子さんは「新しい品種とともに会場での園芸イベントも期待して」と参加を呼び掛けた。
開催期間は5月16日まで、時間は10時~18時(最終日は16時まで)。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公式ホームページから来場日時の事前予約が必要。