横浜・本牧地区で創業し、「日本初」のカフェバー・プールバーともいわれている「ALOHA cafe(アロハカフェ)」が5月2日、JR桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」(横浜市中区桜木町1)に復活オープンした。新しい店名は「ALOHA cafe HONMOKU since1976(アロハカフェ ホンモク シンス イチキューナナロク)」。
同店は1976(昭和51)年、横浜市本牧小港町で創業。当時は、アメリカのビールや料理を提供するほかビリヤードも設置。最先端のアメリカ文化に憧れる若者でにぎわった。以降、子ども世代の客も増え、「本牧の風景そのもの」と地域内外の人に愛された。2014(平成26)年、建物の老朽化もあり本牧原に移転したが、2019年12月に閉店した。
新店舗は、コレットマーレ7階にあり、6店舗から成るグルメスポット「サクラギ横丁」の一角にある。席数は、カウンター=15席、テーブル=20席、スタンディング=12席。
メニューは、「本牧生まれ・本牧育ち」のソウルフード「本牧ピザ」やステーキ、パスタ、ケーキなど昔ながらのアメリカンフードに加え、本牧の「名店」とのコラボやハラール対応やベジミートアレンジの新メニューも用意。幅広いニーズに対応するため、豚は一切使わない。ノンアルコール、ソフトドリンクもそろえる。
3代目オーナーの河原奈里さんは「アロハという言葉に込められた思いは感謝や愛。これから始まる時間が、お互いの人生にとって素晴らしいものになるように。そうした思いでお客さま、スタッフと関わっていきたい。店の場所は変わったが、年代・病気・宗教などを超えて皆で楽しく食卓を囲めるような店になれたら。店から本牧の魅力を発信していきたい」と話す。
営業時間は11時~23時。現在は感染症拡大防止のための時短営業で20時まで。