2011年に誕生した「横浜DeNAベイスターズ」が10年目を迎える今年、軌跡を綴ったノンフィクション書籍「ベイスターズ再建録 『継承と革新』その途上の10年」が6月25日に双葉社から刊行される。
同書は、グラウンドで戦う選手ではなく、球団職員たちの戦いを追った異色のスポーツノンフィクション。
4月に横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長に就任した木村洋太さんや、三原一晃球団代表、高田繁元GM、中畑清元監督や三浦大輔監督といった球団内外のトップをはじめ、チケットの営業や各種イベント、物販、地域振興の担当者など現場で汗をかく社員など総計20人を超える球団職員を取材した。
著者でスポーツライターの二宮寿朗さんは、スポーツニッポン新聞社に入社し、格闘技、ラグビー、ボクシング、サッカーなどを担当した後、文藝春秋「Number」の編集者を経て独立。著書に「松田直樹を忘れない」(三栄書房)、「中村俊輔 サッカー覚書」(文藝春秋、共著)「鉄人の思考法~1980年生まれ、戦い続けるアスリート」(集英社)などがある。
元サッカー日本代表監督でFC今治会長の岡田武史さんは「人と人を繋ぎ、地域が動き出し、社会を変えるDeNAという球団が野球というスポーツの力で描き出した筋書きのないドラマだ」と応援コメントする。
書籍価格は1760円。発売にあわせて、制作協力のスポーツナビ特設サイトで書籍の中身と連動した企画を6月17日から全10回にわたり特別公開する。Amazonで購入すると三浦大輔監督によるファンへのメッセージカードを封入。
横浜DeNAベイスターズは、2011年にオーナー会社が東京放送ホールディングスからディー・エヌ・エーに変わり、社名と球団名が「横浜DeNAベイスターズ」になった。