Dance Base Yokohama(横浜市中区北仲通5、以下DaBY)は、「フラメンコ会の革命児」の異名を持つイスラエル・ガルバンさんの「春の祭典」公演を、6月18日から、KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町)で開催する。
ダンサーで振付家のイスラエル・ガルバンさんは、スペイン・セビリア生まれ。「複雑でスピーディなフットワーク、卓越したリズム感、フラメンコの新たな世界を切り拓く独創性」で知られる。著名な舞踊家の両親にフラメンコを学び、幼い頃から舞台に立つ。1994年にマリオ・マヤ率いるアンダルーサ・ダンス・カンパニーに入団。1998年、自身のカンパニーを創立。スペイン国内で多数受賞のほか、2012年ベッシー賞 (米国)、2016年第16回英国インターナショナル・ダンス・アワードの特別賞を受賞。近年では、あいちトリエンナーレ2016で「SOLO」「FLA.CO.MEN」を上演、2018年には「黄金時代」で再来日した。
「春の祭典」はイスラエル・ガルバンさんが演出・振付・ダンスをし、ピアニストは片山柊さん、増田達斗さん。音楽構成はイーゴリ・ストラヴィンスキーさん作曲の「Le Sacre du Printemps」、武満徹さん作曲の「Piano Distance」、ピアニストの増田さん作曲の「Ballad」。
DaBYは、プロフェッショナルなダンス環境の整備およびダンスに関連するあらゆるクリエイター育成に特化した事業を企画・運営するダンスハウスで、2020年6月25日にオープン。アーティスティックディレクターを唐津絵理さん(愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー)が務めている。
舞台芸術の来日公演が困難な中、スペインのイスラエル・ガルバン・カンパニーの5人が5月30日に来日した後に、DaBYはチケットの販売を開始。初日までの18日間のみで公演情報を届けるため、TwitterなどのSNSで「#奇跡の来日」タグをつけて情報発信している。担当者は「スペイン政府ならびに関係省庁、関係者の思いと理解が結実、14日間待機の特例措置を受けての極めて異例のこと」という。
19日・20日の14時からの公演では、横浜市内在住、在学の18歳以下の人を対象に、3階の一部の席へ無料招待を行う。
公演18日=18時30分~、19日=14時~、20日=14時~。上演時間は約70分。SS席=8,000円、S席=7,000円、A席=5,000円、B席=3,000円、25歳以下は半額。