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「新オルガンプロジェクト光・風・音」 書家とオルガンのコラボレーション

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 「新オルガンプロジェクト光・風・音」は、オルガニストの細川久恵さんが書家の矢部澄翔さんとコラボレーションするオルガンリサイタルを、6月26日に神奈川県民ホール(横浜市中区山下町3)開催する。

オルガニストの細川久恵さん

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 細川久恵さんは東京藝術大学オルガン科、同大学院修了後、パリ、スコラカントルム音楽院、及びオルセー音楽院にてオルガン及びオルガン即興演奏を学び、プルミエ・プリを得て修了。オルガンを秋元道雄、島田麗子、松平郁子、M.シャピュイ、A.イゾアール各氏に、ピアノを石澤秀子氏に師事。2001年、新オルガンプロジェクト「光・風・音」を立ち上げ、美術とのコラボレーションによるリサイタル・シリーズを開始した。

 書とアートディレクションを担当する矢部澄翔さんは幼少より顔真卿さん(785年没)の書を学ぶ。2009年に中国で開催された第1回顔真卿生誕1300年記念展で最高賞の「西安碑林博物館長賞」受賞するなど受賞歴多数。2006年に世界遺産の街スペインサラマンカの劇場でステージを披露して以来、伝統×革新をテーマに、書道パフォーマンスのパイオニアとして世界16カ国で書の舞台公演を展開してきた。

 リサイタルではJ.P.スェーリンク作曲「エコー ファンタジア」から C.トゥルヌミール作曲「『テ・デウム』による即興」まで10曲を演奏予定。

 細川さんは「書家は、静かに流れる時の中で、紙と筆が触れ合う音を聞く。その動きは、世界と自己の一致を目指す根源的な願望に突き動かされているよう」とコメント。プロジェクト事務局の寺田京子さんは「当日の演奏からインスピレーションを受けての、気迫迫るオリエンタルスタイルのライブ書道を楽しんで」と話す。

 チケットは3,000円。全席自由。15時開演。

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