崎陽軒(横浜市西区高島2)は、桂歌丸一門とのコラボレーション企画として、「桂歌丸さんの愛した炒飯弁当2021」を、7月2日限定で発売する。
落語家の桂歌丸さんは、横浜市中区出身で、横浜にぎわい座館長(2代目)や落語芸術協会会長(5代目)などを歴任した。7月2日は桂歌丸さん(1936~2018年)の命日であることから、2019年より弁当は毎年同日に発売しており、桂歌丸さんが好物だった同社の「炒飯」をメインとする。
弟子の桂枝太郎さんの証言をもとに、実は桂歌丸さんが少し苦手だったグリーンピースは炒飯に使用せず、特別にエビ3尾をトッピングする。
弁当にはそのほか、エビがトッピングされた炒飯と、昔ながらのシウマイ3個、鶏の唐揚げ2個、塩焼きそば、筍煮、紅生姜が入る。
掛け紙は2021年バージョンとして一新。落語家で漫画家・画家の林家木久扇さんが描いたイラストを初めて使用した。あわせて、桂枝太郎さんが描いた「桂歌丸ひょうちゃん」のプリントをあしらったしょう油さしを弁当に添える。
崎陽軒の広報担当者は「桂歌丸師匠にきっと喜んでいただける内容」と話し、「横浜の大衆芸能の振興にご尽力された桂歌丸師匠が皆様の記憶にいつまでも残るよう、このお弁当が少しでもお役に立てれば」とも。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、店舗・数量限定。事前に崎陽軒公式ウェブサイトで予約が必要で、受け渡し店舗は崎陽軒の市営地下鉄あざみ野駅店、崎陽軒本店ショップ、二俣川さちが丘店、港北インター店、シァル桜木町店、カトレヤプラザ伊勢佐木店、市営地下鉄戸塚駅店。
弁当は1500個限定。価格は980円。6月25日から予約を開始しており、29日21時時点で、港北インターなど一部店舗での受け取り分は予約可能。