横浜市環境創造局は16日、「横浜市大型風力発電事業」として、2006年度に運転開始を目指している瑞穂ふ頭の大型風力発電設備の機種が決定したことを発表した。同事業は、横浜市が環境行動都市の実現に向けて、市民が具体的行動を起こし、自然エネルギーの利用促進や地球温暖化対策に資する事業として、都心臨海部に風力発電施設を設置するもので、瑞穂ふ頭(神奈川区鈴繁町)の市有地に、高さ約118メートル、羽根の部分の直径が80メートル、定格出力1,980キロワットの大型風車を建設する。採用が決定したのは、デンマークのヴェスタス社の風車で、公募で提案された5社の風車から選定された。同事業の財源は国の補助金の他、「ミニ公募債」の発行や「グリーン電力証書システム」などの市民や市内企業などが直接事業に参加することができる新しい取り組みを採用して調達する方針。
横浜市環境創造局 大型風力発電