2019年に閉店した横浜駅西口近くの「ダイエー横浜西口店」(横浜市西区南幸2)跡地に、2023年秋、「イオンモール横浜西口」(仮称)がオープンする。
イオンモールが7月20日、ダイエー横浜西口店跡地について、土地を所有する権田金属工業(相模原市)と土地の活用、建物計画に関して合意し、建物賃貸借基本協定を締結したと発表した。
イオンモール横浜西口は、「YOKOHAMA LIFE BASE(ヨコハマ ライフ ベース)」がコンセプト。イオンモールの関連会社「OPA」が運営する、隣接する「横浜ビブレ」と併せて、横浜駅西口エリアの商業環境のにぎわいに寄与できる施設として、新たなニーズに対応する商業施設を目指す。
全体の敷地面積は約7000平方メートルで、商業施設の延べ床面積は約3.5万平方メートル。2021年7月末に建築工事に着手し、2023年秋に開業する予定。2025年1月に完成する予定の賃貸住宅施設は、延べ床面積は約2万平方メートルで、約250戸が入居する予定。
開発事業は、権田金属工業と都市再生機構(UR)の共同事業で、権田金属工業が商業施設を、URが住宅施設を建築し、イオンモールは権田金属工業から商業施設を賃貸借する。
ダイエー横浜西口店は1968年に開業したサンコーの店舗を増築し1972年4月にオープン。2011年3月11日の東日本大震災で、店舗周辺の歩道などに地割れが発生して営業を一時見合わせた。2019年2月11日に閉店となり、47年間の営業を終了した。