三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で、期間限定で早朝に蓮(ハス)の開花と特別朝食メニューを楽しめる「早朝観蓮会」が開催されている。
早朝観蓮会は、同園の創設者の原三溪が好んだ蓮の開花を、より多くの人に楽しんでもらおうと始まった企画。自らが構想した茶室を「蓮華院」と名づけ、蓮を題材にした絵も数多くのこしている。
8月9日までの土・日曜、祝日は、開花時間に合わせ特別に朝7時に開園する。開花する蓮の姿を間近に見ることができる。蓮の花は、明け方からゆっくりと開き始め、9時頃から再び閉じ始め、昼ごろには完全に閉じる。
園内の雁ヶ音茶屋、三溪園茶寮 、待春軒の3つの茶店では、早朝観蓮会限定の中華風がゆ、朝がゆ、麦とろ御飯の特別朝食メニューを提供する。
7月31日と8月1日には、学芸員とともに園内に秘められた蓮をめぐり、庭園の世界観と蓮の魅力を知る早朝観蓮会オプショナルツアー「蓮めぐり」も開催される(受付終了)。開催日には園内で、ボランティアスタッフの案内で蓮を使った3つの遊び体験のプログラムも(受付終了)。
原三溪やゆかりの絵画・工芸品、園内にある重要文化財建造物・臨春閣の障壁画などの所蔵品を紹介する「三溪記念館」は、早朝観蓮会開催日は8時にオープン。蓮に関する美術品やパネルの展示を楽しめる。
会場は外苑・蓮池周辺。イベント開催日の開園時間は7時~17時。入園料は大人=700円、小中学生=200円、市内在住65歳以上=200円(濱ともカード提示)。実施日は8月9日までの土日祝日(例年8月11日の山の日は、オリンピック閉会式当日の8月8日に移動、9日は振替休日)。