沖縄本島にある沖縄の器のセレクトショップ、mofgmona no zakka(モフモナノザッカ)が「BankART KAIKO」(横浜市中区北仲通5)で、「traveling shop(移動店)」を開いている。沖縄の「伝統もの」の器たちを中心に数千点の器を、8月24日から展示販売している。
商品は、沖縄在住で、50ほどの作家・工房の作品を取り扱っている「mofgmona no zakka」の、前嶋剛(まえじまごう)さんが、沖縄の伝統を受け継いだ器や、作家の独自の感性で作られる器をセレクト。東京・神戸やニューヨーク・パリ・ソウルなど国内外で移動販売をしてきたが、神奈川県での展示販売は初。
4人の親方が共同で営む、斜面を利用した朝鮮由来の登り窯で焼かれた伝統的な昔ながらの焼き物づくりの器や、陶工の姉と絵描きの妹が作陶したカラフルな器、泡盛の瓶を再生して宙吹きした透明なグラスなど、会場にはさまざまな商品が並ぶ。
前嶋さんは「作り手の皆さんの力を借りて、自分たちの好きな『沖縄の器』を表現した。沖縄の昔ながらの日常の器、日常的にたくさん使っていただけたら」と話す。値段は小さいものは数百円、大き目の尺皿でも2万円ほどと、日常使いができるような価格帯でそろえた。
入場時の混雑緩和、会場内の密の回避のため、無料の電子整理券無料を発行し、所持者を優先入場としている。初日は整理券予約者のみの入場となったが、会期後半には、来場者数も落ち着いて、整理券がなくても来場者状況によっては、入場が可能。
営業時間=11時~19時。29日まで。