第33代横浜市長に就任した山中竹春さんが、8月30日、就任会見を行った。
山中市長は、同日9時に初登庁、午前中は議長や副議長など横浜市会の関係者へのあいさつののち、局区長会に参加。
14時から行われた会見でのあいさつ全文は下記の通り。
「皆さまこんにちは。第33代の横浜市長に就任しました山中竹春でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
横浜市政を預かる責任の重さを改めて痛感しており、身の引き締まる思いです。今生活を支える環境の変化が著しく、将来に希望を持ちにくい社会になってきていると感じています。
そのような中、魅力ある都市として『住み続けたい街・横浜』『移り住みたい街・横浜』を作っていく、そして企業からも『選ばれる街・横浜』を作っていく、その決意を新たにしています。
この度の選挙活動を通して、市民の皆様より多くのお声を頂戴いたしました。どのような点が課題となっているのか、またどのようなニーズをもたれているのか、現場の声を聞く重要性を実感いたしました。
今後も現場のご意見を丁寧にお聞きし、またデータの効果的な活用も踏まえながら、あまねく議論を起こし、住民自治による世論を作ることで、市民のための市政運営を進めてまいります。
市民の皆様、議会の皆様、市職員の皆様、この3者と市長とが、横浜を『さらに魅力的な都市』にする、この共通のゴールに向かって一体となり、対話を重ねながら、今の横浜のため、そして将来の横浜のために希望の持てる社会の仕組みづくりを行ってまいります。
みなさまのご期待に応えることができるよう、誠心誠意努力をしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします」
山中さんはIR誘致の撤回を公約に掲げて当選、質疑応答で「中止に向けた今後のスケジュール」について問われると「当局と十分に検討した上ですみやかにスケジュール感を出したい」として、具体的なスケジュール発表は今後の課題とした。