根岸森林公園(横浜市中区根岸台)に9月1日、2匹のヤギが到着した。除草が目的で、1日に3~4キロほど草を食べることで、園内の「桜山」の草刈りをする。
ヤギの名前は「さくらちゃん」と「めぇちゃん」。さくらちゃんは4歳の淡いピンク色の入った白ヤギで、めぇちゃんは3歳で黒と白、どちらも雌。
根岸森林公園では、2018年からヤギによる草刈りを実施しており、名前は同年の公募で決定。以来、毎年2匹ずつ「アルファグリーン」(横浜市中区山下町)が「草刈り隊」としてヤギを派遣しているが、毎年同じヤギではなく、その年にコンディションの良いヤギが選ばれて、「さくら」と「めぇ」を「襲名」している。
公園の近くに住んでおり「毎朝早くからヤギの様子を見にきている」という公園管理事務所所長の掛野千明さんは、「低コストで効果を狙えること取り組みとして、来年以降も続けていきたい」といい「コロナ以前はヤギの歓迎セレモニーなどもしていたが、今はイベントでの集客ができないので、来園者に気付いてもらえるようにアナウンスをしている」と話す。
桜山を三分の一ずつのエリアに区切り、ヤギは3カ月間かけて、ひと月に1エリアの除草をする。現在は正面入り口から向かって左側にいる。ヤギによる除草は11月30日まで。