世界各国の学生などの若者が、平和や持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに作成した5分以内の映像を紹介する「世界平和映像祭(UFPFF)」が9月20日、オンラインで開催される。主催は一般社団法人「国際平和映像祭」(事務所=横浜市中区相生町)。国連広報センターと横浜NGOネットワークが後援。横浜コミュニティデザイン・ラボなどが協力している。
同映像祭は、国連が定めた国際平和の日「ピースデー」の9月21日に合わせて、2011年から毎年横浜で開催されてきた。新型コロナウイルス感染症のため10周年の昨年はオンラインで開催し、今年もオンライン開催となった。
今年制作された映像作品を3月から4カ月間、募集したところ、今回は過去最多の45カ国から応募があった。既にファイナリスト10作品を選出し、映画祭当日は、ファイナリスト作品と監督のビデオメッセージを公開し、各賞の発表と授賞式を行う。
オフィシャル審査員は、国連UNHCR協会の事務局長特命(渉外担当)で、UNHCR難民映画祭のプロジェクトマネジャーを長年担当してきた山崎玲子さん、タレント・女優として活躍し、国際人権NGO「すべての子どもに家庭を」の活動で親善大使を務めるなど、難民や子どを支援もしているサヘル・ローズさん、映像作家・アートディレクターの丹下紘希さんら。
当日は、アントニオ・グテーレス国連事務総長の国際平和デービデオメッセージ、国連広報センター根本かおる所長のメッセージ、オフィシャル審査員とコミュニケーションデザインを手掛ける伊藤剛さん(アソボット代表)とのトークなどもある。
同映像祭発起人・代表理事の関根健次さんは「世界を直視すると、暗い気持ちになる瞬間がないわけではない。しかし、どんな時も平和を願い、行動を重ね、次々と世界を、人々をつなげていきたい。そうやって国際平和映像祭を継続してきた。今年は過去最大45カ国から、過去最多のエントリーがあった。とにかく素晴らしい作品の数々を見て、監督の学生たちや出演者、審査員のメッセージを聞いてほしい。自信を持って、お勧めする」と話す。
開催時間は15時~18時15分。参加費は、大人=1,000円、学生=500円、オリジナルTシャツ付きチケット=3,900円。申し込みは19日まで、Peatixで受け付けている。