スパイスカレースタンド「輪心washin」(横浜市中区山下町)が10月4日、横浜中華街朱雀門近くにオープンした。スパイスをふんだんに使った6種類のカレーは店内のほか、テイクアウトやデリバリーでも提供する。
シェフは、ホテルウエディングやフレンチレストランでシェフの経験を持つ佐藤晃さん。カレーは、フランス料理の味の基本となるブイヨンを使い、クミン、コリアンダー、ショウガ、バジルシードなど10種類以上のスパイスを調合して作る。
さらりとしたルーに骨まで柔らかく煮たサバが入った「サバトマトカレー」や、ヨーグルトとスパイスで一晩漬けこんだ鶏肉が入った「バターチキンカレー」など、コクやうまみの余韻を残し、「また食べたくなる」カレーを目指した。「本格的なカレーを提供するのは初めて。皆で試行錯誤しながら完成させた。ブイヨンは香味野菜と鶏肉をじっくり煮込むなど、丁寧に作る」と佐藤さんは話す。
店頭販売のほか、他の施設にもフードを提供する「セントラルキッチン」の機能を備える。液体急速凍結機を導入し、カレーのほか、パーティーや会合などのケータリングメニュー、パティシエがアニバーサリーやウエディング用のケーキの製作も行う。「将来は多彩な料理を全国に届けたい」と運営するリングハート(藤沢市)代表の長屋友美さんは話す。
座席数は16席、営業時間は11時30分~21時。ルーがなくなり次第終了。