電動キックボードのシェアリングサービス実証実験が、みなとみらい地区で10月21日から実施される。
実証実験を行うのは、地区内のポート(停留所)にある電動キックボードに乗車し、指定したポートに返せるシェアリングサービス。専用スマートフォンアプリをダウンロードの上、会員登録・運転免許証登録・走行ルールの確認テストに合格すれば利用が可能になる。
料金は初乗り10分110円、それ以降1分16.5円で、アプリに登録してあるクレジットカードで支払う。主要ポート候補地は横浜ランドマークタワー、MARK IS みなとみらい、新高島駅近くの53街区などで、順次、拡大予定。
道路交通法上は原動機付自転車にあたる電動キックボードだが、実証実験では特例措置よって小型特殊自動車扱いとなり、ヘルメットの着用は任意。使用車両の最高速度は時速15キロで、車道、普通自転車専用通行帯、自転車道のほか、一方通行だが自転車が双方向通行可とされている車道の走行も可能。
電動キックボードの利用によって、地区の魅力や回遊性を高める交通ネットワークの充実やラストワンマイルの移動課題の軽減等を推進するため、横浜市と一般社団法人横浜みなとみらい21、Luup(東京都渋谷区)の3者が包括連携協定を締結。Luupが実施する横浜市での電動キックボードの実証実験は「新事業特例制度」の認可を受けて行われる。
実証実験は2022年3月末まで。