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横浜で「シンクブレスト・フェス」 乳がん啓発と患者交流目指し開催へ

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 ピンクリボン月間を記念した「シンクブレスト・フェスティバル2021」が10月31日、乳がん体験者やその家族・友人を対象に横浜産業貿易センタービル(横浜市中区山下町)で開催される。

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 「シンクブレスト(THINK BREAST)」には「女性の胸について思いをはせる」という思いを込めた。主催は、医療アートメークなどの技術を提供して乳がん治療に関わるNMT Japan(中区元町4)。イベント開催は初の試みで、土屋恵美社長は「乳がんは早期発見によって治る病気になり、サバイバー(体験者)の数も増えた。彼女たちがコロナ禍でも交流を持ち、孤立せず、前向きになれるイベントを開きたかった」と話す。

 会場には、乳がん体験者の女性たちをモデルにプロのフォトグラファーが撮影した写真約30点を展示。同時に簡易スタジオを設け、来場のサバイバーを対象とした撮影会も実施。「体に手術痕を持っていても美しく輝く女性たちの強さをアーティステックに表現しよう」という意図で行うという。

 当日は、治療による外見の変化を軽減するアピアランスケアについてのミニ医療講演会や、がんによって受けた心の傷を表現や創作によって癒やすことを目指したシアターワークショップ、シナリオセミナーを行う。併せて、乳がんの妻や母を持つ家族支援の活動、患者同士のサポート会などユニークな取り組みを展示紹介する。

 開催時間は10時~16時30分。入場無料。中途入退場自由。

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