1971(昭和46)年に始まった横浜市の「都市デザイン」が、今年で50周年を迎えたことを記念し、市の都市整備局都市デザイン室が「都市デザイン記念事業」を開催する。
横浜・都市デザインの50年を振り返り、都市横浜の未来を描くことを目的とし「講演会」「プレ展示」「展覧会」を実施する。
第1回「講演会」は10月30日にオンラインで配信。テーマは「横浜都市デザイン~個性あるまちなみの原点を探る~」として、市の「都市デザイン」の立ち上げに関わった岩崎駿介さんと国吉直行さんが登壇、早稲田大学社会科学総合学術院教授で建築家・都市デザイナーの卯月盛夫さんがファシリテーターを務める。
第2回「講演会」は12月17日に予定し、テーマは「身近な地域資源をいかした魅力づくり~水とみどりのまちづくり~」。その後「歴史をいかしたまちづくり」「みなとみらい21地区や港北ニュータウン等のグランドデザイン」「官民の創造的協働」と回ごとにテーマを決め、続ける。
市役所2階のプレゼンテーションスペースでは10月19日からプレ展示が行われている。プレ展示では、都市デザインの取り組みを10年ごとに紹介し、変遷や考え方、街の魅力の背後にある工夫を伝えている。31日までが1970年代、11月2日~14日が80年代、11月16日~29日が90年代、1月8日~20日に2000年代、1月22日から2月2日に2010年代を紹介する。
2022年3月にはBankART KAIKO(横浜市中区北仲通5)で大規模な展覧会を開催予定。都市デザインの50年を俯瞰し、取り組みや、価値観、思想などをわかりやすく伝える。
都市デザイン室長の梶山祐実さんは「横浜の都市デザインは良い形で民間とともに携わってきた。『これからのまちをどう作っていくのか』を一緒に考える機会を作りたい」と話す。
「講演会」はユーチューブで生配信する。第1回の開催時間は10月30日13時30分~16時(youtu.be/26yywPnMVxc)。第2回は12月17日18時30分~21時(youtu.be/XXF_A2h1hQ8)
予約不要・参加無料。