横浜中華街でイルミネーション「2022春節燈花(しゅんせつとうか)」が開催されている。今年は、中華の伝統行事の継承をテーマに、ランタン、提灯、赤色LEDを使用した光のラインを組み合わせ、中華街全体をテーマカラーの赤を基調としたイルミネーションで演出する。
中華街大通りにはメインとなる国内最大級の龍のランタン「百節龍」が、関帝廟通りには小ぶりの「五十節 龍」が設置されている。各通りでは、赤い提灯などのイルミネーションを実施。横浜中華街(朝陽門)から山下公園(中央口)までの約200メートルには、春節イルミネーション「光りのプロムナード」を装飾。中国結びの街路灯飾りなどで、中華街と周辺の観光スポットを「光」で結ぶ。
イルミネーションには、は再生可能エネルギーによる電力を使用。脱炭素社会の実現に向けて、東日本大震災への継続的な復興支援と、温室効果ガスの排出を主体的に削減する努力を行うため、東北地域の太陽光を発電源とするカーボン・オフセットを採用した。
山下町公園では昨年に続き、「ランタンオブジェパビリオン」を2022年1月15日~29日に開催。「西遊記」のストーリーに合わせたランタンが、特有の柔らかい灯りで幻想的な空間を演出。高さ5メートルの迫力あるランタンも設置し、職人が作り上げた中国伝統のランタンを楽しめる。1月29日以降は、中華街の周辺エリア10カ所(予定)にもランタンを設置し、デジタルスタンプラリーで「ランタン巡り」が楽しめる。
中華街市場通りと元町と結ぶ堀川にかかる「市場通り橋」には、12月1日から「光りのブリッジ」を装飾する。
実施場所は、中華街全域・朝陽門~山下公園中央口。点灯時間は16時~23時。会期は2022年2月28日まで。