開港から昭和初期までの絹とともに発展した横浜の歴史とともに、絹の魅力を発信する「第6回横浜絹フェスティバル」が11月14日から開催されている。
14日には横浜市役所(横浜市中区本町6)のアトリウムで、オープニングが行われ、フェスティバルの成功と安全を祈願する「絹龍舞~絹の女神降臨~」や、「生糸輸出の歴史と横浜スカーフ」に関するトークショー、横浜ファッションデザイン専門学校生徒によるスカーフファッションショーと作品展示が行われた。
15日からはシルクセンター国際貿易観光会館(中区山下町1)と横浜市開港記念会館(中区本町1)が会場となる。
シルクセンターでは1階フリースペースで21日まで「横浜スカーフ展示販売」、M1ギャラリーでは「リサイクルきものと帯掘り出し市」を実施するとともに、19日~21日の13時と15時からは地階会議室で「横浜スカーフアレンジメント教室」、19日と21日の10時30分から大会議室で池田喜政さんの「きもの塾」などを行う。
開港記念会館では20日14時30分から、講堂で「きものファッションショー『日本の美を愛でる』」を開催し、「ユネスコ無形文化遺産登録10周年記念」として結城紬(つむぎ)を披露する。会議室ではトークイベント「結城紬のすべて~魅力を語る~」として、結城紬資料館「手緒里」館長の奥澤武治さんが10時30分と13時から講演する。あわせて会議室では「世界で稀な絹織物~本場結城紬展~」を展示し、本場結城紬展示と実演も行う。
横浜絹フェスティバル実行委員会の松村実行委員長は「今回の見どころは結城紬。結城紬は大島紬、牛首紬とともに、三大紬といわれる。結城市の関係者も訪れる。着物が好きな人にもぜひ見てほしい」と来場を呼びかける。
シルクセンターでの販売は10時~17時。入場無料。