高島屋が毎年クリスマス前に販売していた「チャリティーサンタ人形」の販売企画が終了した。
2019年の「チャリティーサンタ人形」はクリスマスの物語を読みながらくつろぐサンタさん
チャリティーサンタ人形は、絵本「スノーマン」の作者レイモンド・ブリッグズさんがデザインしたキャラクター。毎年変わるデザインのサンタ人形を集める熱心なファンも多く、例年、販売開始の初日には朝早くから発売を待つ長い列ができるほどの人気で、クリスマスシーズンのスタートを告げる風物詩となっていた。
売上の一部は、飢餓と貧困の撲滅を使命に活動する国連の食料支援機関「WFP国連世界食糧計画」の民間協力の支援窓口であるNPO法人「国連WFP協会」(横浜市西区みなとみらい1)が途上国で実施する食糧支援活動に充てられていた。
チャリティーサンタ人形は、1995年にクリスマスのチャリティー企画として発売を開始し、2019年まで25年間販売されてきた。2000年は、新型コロナウイルス拡大防止の観点から販売が中止になった。国連WFPへの寄付は2006年に始まった。
2019年は11月20日に発売を開始。横浜高島屋(西区南幸1)では、明治学院大学の学生ボランティアを中心に約15人が販売をサポートした。
高島屋は公式ホームページに「チャリティーサンタ人形販売企画終了のお知らせ」を掲載。「諸般の事情により、チャリティーサンタ人形の販売企画を終了させていただきます。長きにわたり、チャリティー企画にご参加いただいた皆様に心より厚く御礼申しあげます。」と記載している。