JR関内駅前から阪東橋駅まで続く大通り公園で12月5日、地元住民や学生、関内駅周辺地区のまちづくり関係者などによるまち歩き「Enabling City Walk!(イネーブリング・シティー・ウォーク)」が行われる。
イネーブリング・シティーは、健康で幸福でいられるように、居住者の成長や自己実現を促す都市のこと。ウォークイベントは、関内えきちか未来プロジェクト第3弾として、横浜市が12月4日から12日まで実施する社会実験「大通り公園に、よりみちしよう。」のプログラムの一つとして行われる。
横浜市立大学先端医科学研究センター「コミュニケーション・デザイン・センター」(横浜市金沢区福浦3)のセンター長を務める武部貴則教授らによる「Enabling City プロジェクトまちづくり分科会」による企画で、関内大通り公園とその周辺を歩く。健康で幸福を高められる社会づくりを目指すリサーチの一環で、現在の都市空間の健康や幸福の度合いを調査する。
個人の尺度で、都市空間の「ハッピー・アンハッピー」「ヘルシー・アンヘルシー」と思われるポイントを見つけて、参加者のスマートフォンを使って登録することで情報を集め、他の参加者の評価を相互に閲覧できる仕組み。
武部教授は「普段何気なく通り過ぎる大通り公園も、少し視点を変えて歩くことで、新しい社会像であるイネーブリングシティーを体感する機会となる。100憶人が100憶通りの自己実現ができる世界、誰もが健康状態に左右されず幸福となる仕組みが備わった世界で生きることができ、なりたい自分になることに注力できる世界に向けて、イネーブリングシティが必要。そのために、今後、健康かつ幸福が高まる因子・イネーブリング ファクターを都市空間に実装していきたい」と話している。
開催時日時は5日13時30分~15時30分。参加表明はFacebookの告知ページから。参加費無料。