総務省は12月13日、「地域ICTクラブ地域連携推進シンポジウム in 横浜」をラジオ日本クリエイト(横浜市中区長者町5)で開催する。
「地域ICTクラブ地域連携推進シンポジウム in 横浜」フライヤー
地域でのICT(情報通信技術)に関する活動の状況や、普及・発展に向けた課題などを共有しながら、地域ICTクラブを始め、自治体や教育関係者、関連企業などとのネットワーク支援を目的とした交流イベントで、ICTを活用しながら、地域課題や社会課題を解決するためのきっかけの提供を目指す。
基調講演には、福井県こどもプログラミング協議会実行委員長の福野泰介さんが登壇。福野さんは、自治体で初めてオープンデータを活用した鯖江市の「データシティ鯖江」構想を提案。jig.jp(福井県鯖江市)の取締役会長としてソフトウェアの企画・開発を行うほか、内閣官房「オープンデータ伝道師」などを務めている。
地域活動紹介では、ROBO合同会社代表社員・中川駅前商業地区振興会副会長で、走らせよう!つづきブックカフェ実行委員会委員の藤島一広さん、都筑リビングラボ代表で横浜市ことぶき協働スペース職員の鈴木仁さん、都筑区でコミュニティスペース「シェアリーカフェ」を運営するI Loveつづき理事の岡本典子さんが登壇する。
地域ICTクラブは、学校外でも子供たちがプログラミングに慣れ親しむことができるように、地域で児童生徒と地域住民が一体となって、地域課題解決等をテーマにプログラミング等のICT活用スキルを学び合う活動。
シンポジウムは、地域、行政、大学、企業と協働でまちづくりのプロジェクトに取り組むNPO法人「I Loveつづき」(都筑区中川1)が運営事務局を担う。
同NPO理事の岡本典子さんは「2018年に総務省の『地域におけるIoTの学び推進事業』に参加し、地域ICTクラブ『デジタルクラブつづき』を立ち上げ、出前講座や勉強会などを行い、コロナ禍でも地道に活動を重ねてきた。シンポジウムが、何か自分と響きあうものを持つ方とつながるきっかけになれば」と話している。
開催時間は13時~16時。定員は50人で参加費は無料。