地ビールを製造販売する「横浜ビール」(横浜市中区住吉町6)が12月から、ビアバイクで横浜の街と醸造所を巡るツアーを実施している。
ツアーは、同社が採択された公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューローの市内経済の発展及び都市ブランド向上につながる「横浜クリエーションスクラム助成事業」の一環で、ビールにまつわる新しい「横浜ブランド」を創造するため、ビアバイクを活用する。
ビアバイクはオランダ発祥の移動型ビアカウンターで、自転車とビールを融合させたもの。ビールを飲みながら複数の人数がペダルを漕ぐことで走り、8人~15人が乗車可能。今回走行するビアバイクは、運転手やガイドのほか、6人の客が乗り込み、カウンターに向かい合ってペダルをこいで進む。
軽車両扱いで、車道を時速4~13キロで走る。エンジンは無く、運転手はハンドルとブレーキのみで運転する。ペダルのこぎ手は運転には直接関与しないため、ビールなどのアルコールを飲みながら参加できる。乗車中、楽器の生演奏があり、ツアーを盛り上げる。
ツアーでは、「横浜ビール」と「NUMBER NINE BREWERY」(新港2)の醸造所を巡り、工場見学とビールのテイスティングも可能。道中は、横浜ハンマーヘッドやみなとみらい、馬車道を通り、「ホテルエディット横濱」(住吉6)と連携した宿泊プランなども用意する。
横浜ビール広報・ファンプロジェクト担当の横内勇人さんは「横浜をクラフトビールの街として知ってもらいたい。ビール文化発祥の地『横浜』の空気を感じながら、非日常体験を楽しんでもらえたら」と話す。
ツアーの参加費は5000円~。実施予定は3月まで。今後、定期走行を目指す。