古民家を利用した多世代・多国籍交流スペース「カサコ」(横浜市西区東ヶ丘23)で12月26日、「キャンドルナイト×あかり食堂」が開催される。カサコの東側の「急坂」の上の、約100段の階段を約1000個のキャンドルで照らす。
カサコは2016(平成28)年4月にオープン。築70年近い古民家を改修して、1階はイベントスペース、2階はシェアハウスとして、留学生のホームステイも受け入れている。「世界一グローバルでローカルな、まちの寺子屋」を目指し、異なる価値観・文化を受容し合い、違いを楽しむことで、多世代、多国籍の交流を生み出しているという。
キャンドルナイトは地域の人や訪れる人が心温まることを狙いとしたイベントで、今年で5回目。不要となったペットボトルに、近隣の子どもたちがカラフルなデザインを施し、中にキャンドルを入れる。ボランティアと一緒に、当日15時からキャンドルを急坂に設置し17時に点灯する。
当日は13時からカサコ内でトークセッション「たまには世界の話をしようよ」も開催。ニュージーランドでワーキングホリデーを経験後、式根島で教師となった澁江暁さんがトークを行う。
17時からは「あかり食堂」も同時開催する。1年ぶりの復活で、温かいスープなどの食事、ドリンクを販売する。キャンドルナイト企画者の一人で、カサコの近所に暮らす袴田あかりさんによる手作りの料理とソフトドリンクやお酒を用意。室外でも室内でもキャンドルを眺めながら楽しむことができる。
袴田さんは「5回目となり、協力していただける方が増えているキャンドルナイト。昨年はコロナ禍で静かにともしたキャンドル。今年はより街の皆さんが心温まるイベントにしていきたい。あかり食堂も1年ぶりに復活し、久しぶりに皆さんにお会いできるのを楽しみにしている」と話す。
開催時間は15時~21時。キャンドル点灯は17時。入場無料。「あかり食堂」は1品500円~。