神奈川県は12月24日、新型コロナウイルス感染症の「ワクチン・検査パッケージ等定着促進事業」で、PCR等の検査が無料で受けられる検査拠点を開設した。
横浜市内120カ所以上で「無料PCR検査」を開始 神奈川県が検査対象を拡大
無料検査の対象者は、基礎疾患や副反応の懸念など健康上の理由によりワクチン接種を受けられない人と12歳未満の子供で、新型コロナウイルス感染症の症状が出ていない人。
飲食店やイベント事業者などが利用者に対してワクチン接種歴や検査陰性の確認を求める場合や、帰省のために親族などから検査結果の提示を求められた場合、高齢者施設等や医療機関の面会を行うために検査結果の提示を求められた場合などに無料で検査を受けることができる。
PCR検査と抗原検査は、事業の実施事業者として登録している、医療機関、衛生検査所、薬局などで受検できる。
横浜市内では12月25日までに、ピカパカPCRクイック検査センター横浜駅前店(横浜市西区南幸2)、同関内駅前セルテ店(中区真砂町3)、横浜PCR検査センター(中区曙町3)、同2号店(中区曙町3)の4カ所で無料検査を開始。1月4日に、上菅田薬局(保土ヶ谷区上菅田町)、みねおか調剤薬局(保土ヶ谷区峰岡町)、薬保会調剤薬局(保土ヶ谷区西谷)で、11日には、メタボスクリーン 横浜研究所(西区中央1)で無料検査を開始する予定。
今後、検査拠点は増やしていく予定で、登録事業者と受けられる検査の種別は県のPCR等検査無料化事業のページで案内する。
実施期間は2022年3月末まで。問い合わせは、神奈川県検査無料化コールセンター(TEL 0570-048-066)まで。
【編集部追記:12月28日】神奈川県は12月28日、PCR等の無料検査の対象を拡大し、感染不安を感じる県民を対象として無料検査を実施すると発表した。県内在住者(検査申込時に身分証の提示が必要)で、感染リスクが高い環境にあるなど感染不安を感じている人や、感染の不安を解消したい事情のある人を無料で検査が受けられる対象にすると決めた。現在、無料検査を実施中、または今後実施する予定の医療機関、衛生検査所、薬局等は横浜市内では123事業者、県内247事業者(12月28日14時30分現在)。登録事業者は、今後増やしていく。実施期間は12月28日から1月31日まで。
【編集部追記:1月21日】神奈川県は1月20日、新たな変異株「オミクロン株」による感染が急拡大する中で、PCR等の無料検査「感染拡大傾向時の一般検査」の実施期間を延長すると発表した。PCR検査、抗原定性検査を無料で受けられる、または今後実施する予定の医療機関、衛生検査所、薬局等は横浜市内では175事業者、県内397事業者(1月21日8時現在)。