放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11)で、動物写真家の岩合光昭さんの写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」が開催されている。
会場入口にはコパカバーナビーチの人気ネコ「シキンニョ」のパネル
2012年に始まった世界の街角のネコを撮影して紹介するNHK BSプレミアムの「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組で紹介されたブラジル・コパカバーナビーチの人気ネコ「シキンニョ」や、ニューヨークのピザ屋の看板ネコ「ホワイトスライス」など、世界中の60以上の撮影地で撮った写真から、16地域の個性豊かなネコたちの作品約130点を紹介する。
出展地域は、ニューヨーク、プリンスエドワード島、ペルー、チリ、リオデジャネイロ、スペイン、イングランド、スコットランド、アムステルダム、チェコ、モルドバ、アラブ首長国連邦、スリランカ、オーストラリア、バリ島、瀬戸内海。
会場では「岩合光昭の世界ネコ歩き」の上映会も実施。過去に放送した60分番組8作品を日替わりで1日6回上映する。8階の視聴ホールでは岩合光昭さんの関連番組を見ることができる。岩合さんの直筆サイン本などの写真集や、オリジナルグッズなどを販売している。
岩合さんは、1950年東京生まれの動物写真家。身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている。2012年からNHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を開始。2019年に映画「ねことじいちゃん」を初監督。2021年には「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」で映画監督をつとめる。
放送ライブラリーの運営をする放送番組センターの種市誠さんは「ネコが好きな人や番組を見ている人が訪れて、展示とあわせ、岩合さんやネコの関連番組も見ていただけたら」と話し、展示会場ではライブラリーで視聴可能な「岩合光昭さん・ネコ関連公開番組」の一覧表も配布している。
会場はイベントホール・映像ホール。開催時間は10時~17時(月曜休館)。会期は2月13日まで。入場無料。
放送ライブラリーは、国内唯一の放送番組専門のアーカイブ施設で、NHKや民放局のテレビ・ラジオ番組、コマーシャルなど約3万本を無料で公開している。映像を中心とした体験型常設展示コーナーのほか、放送に関するさまざまイベントを開催している。