神奈川県は1月20日、新たな変異株「オミクロン株」による感染が急拡大する中で、PCR等の無料検査「感染拡大傾向時の一般検査」の実施期間を延長すると発表した。
PCR等無料化事業登録事業者用ポスター(感染拡大傾向時の一般検査事業用)
対象者は、県内在住で、感染リスクが高い環境にあるなど感染不安を感じたり、感染の不安を解消したい事情のある人で、新型コロナウイルス感染症の症状のない人。
これまで、実施期間は12月28日から1月31日までとしていたが、国が神奈川県に「まん延防止等重点措置」を1月21日から2月13日まで適用したことを受けて、2月28日まで延長した。
また、国の基本的対処方針に基づいたPCR等の無料検査「ワクチン・検査パッケージ・対象者全員検査等定着促進事業」の対象者も拡大する。
これまで、健康上の理由によりワクチン接種を受けられない人、12歳未満の子どもで、ワクチン検査パッケージ制度等を活用するために検査が必要な方としていたが、今回、ワクチン接種の有無にかかわらず、ワクチン・検査パッケージ制度か対象者全員検査、飲食、イベント、旅行・帰省等の活動に際して陰性の検査結果を確認する民間の取組のために検査が必要な人も対象者に加えた。
受検には、チケットや予約票など、検査目的を確認できる書類の提示が必要となる。県外在住者も対象とする。実施期間は3月末まで。
PCR検査、抗原定性検査を無料で受けられる、または今後実施する予定の医療機関、衛生検査所、薬局等は横浜市内では175事業者、県内397事業者(1月21日8時現在)。問い合わせは、神奈川県検査無料化コールセンター(TEL 0570-048-066)まで。